行政書士開業に向けて勉強中のBLOG

R4年度行政書士試験に合格。試験のために勉強したこと、これから勉強するべきことを記録していくブログ。

空白の2月

勉強するのも、ブログを更新するのも、心に余裕がなければできないのだとつくづく感じた。

父の病状が悪化し、そして亡くなり、人生で初めての経験をしたのだった。

少し落ち着いてきた今でも色々なことを考えずにはいられないし、

放置できない様々な手続きは誰かがやるしかない。

 

いつか行政書士として誰かの支えになれるといいな…。

開業前、開業直後は何をすればいいんだろう??

なんの経験もコネもないのに、開業できたとしても仕事ないよねえ??となっている私。

開業準備も、開業直後も、何をしたらいいのか検討もつかない状態。

 

ということで読んでいる。

 

『行政書士開業成功のテクニック : スタートダッシュでライバルに差をつけろ! 渡部 康行  (著)』

行政書士として仕事をするにあたり最低限必要なものをどう揃えるのか、具体的な例が書かれていて参考になった。

 

また、「戸籍を取り寄せてみる」や「親の遺言書を作成してみる」などは、なるほど確かに、やってみるとわかることがあるだろうな。

各種制度のことは官公庁にいくとパンフレットやリーフレットが用意されているから概要はこれで学べるというのも、これもたしかにそうだな!すぐできるし!今の私に必要なのはこういうレベルだ。

さっそく貰いに行こうっと。

 

『超具体的ビジネスモデル公開付き 行政書士開業・集客マニュアル 林 健一 (著)』

タイトルどおり超具体的な例が書かれていて、自分では絶対に思いつかないなっていうことが色々あった。行政書士としてやっていける方というのはこういう努力、工夫をされてるんだよね。

 

スポット業務が多いと言われる行政書士が、”代理店”的な仕事で収入源を複数にする、なるほどなあ。皆さんいろんな努力をされている。待っていても仕事は増えないもんな…。

CADソフトが使えるといいというのも知らなかった。出来ることは多いに越したことはないので、必須でなくても、自分で学ぶのが苦じゃなさそうなことは学んでおきたい。

 

複数の本を読んでいくと、当然のことながら方針ややり方は同じではなく、価格設定などについても人それぞれ考え方があり、自分はどうしたいのか考えていかないとだな。まだ決められない。

 

『年収500万円稼ぎたい開業行政書士: 脱!副業 (えすえす行政書士事務所)』 

『コネなし、業界未経験のヲタク行政書士®が歩んだ開業1年目 榊原沙奈 (著) 』

こちらの2冊は著者が同じだったようで、副業から本業となりその経験を書かれたようだ。

 

経験値ゼロ!
コネクションゼロ!
営業経験ゼロ!
同業の知り合いゼロ!

というのは私も同じなので尊敬する。

 

「年収500万」という風に、まず目標の額を決めるというのもありだなあと思った。では1か月平均いくらで、そのためには何を何件くらい受ける必要があって、と言う風に落とし込んで、それを実現するための準備を考える。いいかもしれない。

また本を書くことも生業の1つとして成立しているわけで、そこもすばらしいな。

 

 

といったところが今の感想で、自分があまりにも初心者すぎて、別世界に飛び込んだ感じだなー。

実際、試験勉強だけしていればよかった時とは別世界だ。あと人脈大事ね。

それにしても幅が広い。

 

学びは続く。

 

『行政書士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本[第3版]』

試験勉強ばかりやって、いざ合格したら、次に何をしたらいいんだろうか。
実は合格後のことは全然考えてなかった。というか、考える余裕がなかった。
自分が行政書士として働くとして、何から考えればいいのかもわからん。
 
ということで、本を読んでいくことにする。1冊目はこれ。
 
行政書士として大変活躍されている方で、事務所の規模も仕事の規模も大きそうなので自分が働くイメージからはだいぶ遠いのだけど、こんなに幅広く活躍している人もいるのだなということと、行政書士の業務の分野については少し具体的イメージが湧いた。
 
私もフリーランスで働いていたことがあるので、待っていても仕事はこないことや、プライベートとの線引きの難しさ、仕事を断る怖さなどを思い出す。
 
しかしこの本の著者の方のような働き方ができるのは、ご本人も書いていたが、配偶者の方の協力・負担があってこそだと思うので、業務範囲については参考になったものの、働き方については、多くの人にそれは無理だしあまり褒め称えるのもよくないのでは、という気がした。(著者が自分の働き方を推奨しているわけではない、念のため。)
 
まあ、行政書士の業務範囲についてはおおむね一般論として書けるけど、働き方は個人差が大きいもんね。家庭の事情も様々なので。
行政書士は扱う業務も働き方も個人差が大きいゆえに、新たに参入しようとする人にとっては自分に合った具体的な「お手本」「目標」を見つけるのが難しそうな気はしている。
 
あとは、この先勉強を続けていくことを考えると、まず自分が興味を持てる分野でやっていきたいなあとは思う。興味ないことを勉強し続けるのは辛い。
 
1冊目としてとても参考になった。著者の運営するHPなども見ていこうと思う。

長くて短い、試験までの6か月

合格の余韻に浸りながら、勉強をした6か月間を振り返っておく。

 

私は法学部出身ではないし(経営学部)、仕事で行政書士に関わったこともない。法律関係も前提知識ほぼゼロ。

 

独学はまず無理だと思ったので通信講座を検索して、クレアール、フォーサイト、ユーキャンに資料請求した。

 

比較すると、クレアールが硬派で、フォーサイトは優しそう(易しいではなく)。

本格的な勉強っぽいのがクレアールで、最小限の勉強量で合格を目指すのがフォーサイト、という風に見えた。

 

ユーキャンは他の2社と比べると送られてきた情報が薄すぎてその時点で候補から外した。

 

サンプル動画で講義の雰囲気や講師の喋り方も確認できる。喋り方重要じゃない?

もし先生の喋りが耳障りだったりYouTuberみたいだったら、内容以前にめげる。

さすがに有名講座の講師にそんな酷い人はいないだろうけど、好みや相性は絶対にあると思う。

 

クレアールのいかにも勉強っぽい雰囲気に惹かれたのだけど、時間も予備知識もない私にはフォーサイトの方がよさそうだった。1年2年じっくり勉強するならクレアールを選んでいたかも。

フォーサイトの講座だけでは足りない」という口コミも結構見かけたけど、結果的に私はフォーサイトの講座だけで合格できたのだから、あの講座内容はあれでアリなのだ!フォーサイトは受講生の合格率が高いというのも選んだ時のポイントの1つだった。

 

予備知識ゼロで不安いっぱいの私はフルオプションのにした。基礎講座、過去問講座の基本プランに加えて、直前対策、答練などが付いてるやつ。

あと、フォーサイトには条件を満たせば不合格だった時の返金制度があるのがおもしろい。ただし条件は結構厳しい。(条件を満たそうと頑張ったけど必須のテストに失敗して本番に合格するしかなくなった)

 

行政書士通信講座|資格試験は通信講座のフォーサイト

 

送られてきたテキストの量にびっくりして、これはちょっと大変なものに手を出しちゃったなーと思った。

思ったけど、続けられたのはなんでだろう。自分でもフシギ。

たぶん、自分への投資だったからかな。無駄にしたくなくて。

 

講師によるYouTubeでの発信も参考にしていた。今の時期にはどれくらい進んでいればいいのか、何をやればいいのか、とにかく知らないことだらけなので。

1年計画の人であればとっくに過去問を始めている時期なのに、私はまだテキスト1周目かよ!!みたいな危機感で頑張れた気がする。福澤先生お世話になりました。

↓こういうやつ

youtu.be

 

福澤先生のアドバイス通り、あくまで試験に合格するための勉強であって、法律的興味で脱線したり深掘りしたりせず、過去問のリピートとテキストの復習にほとんどを費やした気がする。過去問、答練、一問一答の繰り返し。

「やりたいことは合格してから好きなだけやればいい」

たしかに。

 

フォーサイトのeライブスタディはよく利用した。受講生は専用サイト(Manabun)から問題回答にも参加できるけどYouTubeで誰でも視聴できる。

この、講師陣選りすぐりのネタはとてもためになった。直前に見ていたやつから本試験の多肢選択出た!(最高裁宇賀裁判官の補足意見)

youtu.be

試験対策としてはもちろんだけど、法律の素人にとっては判例解説はとても興味深くて、もっと詳しく知りたいなーとなっている。今後の楽しみとして。

 

全国規模の模擬試験なんてあるんだ!と知った時にはすでに直前模試しか申し込めるのがなくて、1回だけだったけど、LECのを会場で受けた。あれは受けておいて良かった。

結果はたしか160点台だったと思うけど、どうしようもないほど合格ラインが遠いわけではなく、あと1か月頑張ろうと思えるくらいのところまでは来ていたわけだし。

 

フォーサイト以外のものはこの模試だけで、市販の書籍などは利用せず。

余裕がなかったこともあるし、模試を受けてみて「これはキリがないな」とも感じたので。

いくら勉強範囲を広げても、知らない問題は絶対出るよね。だったら手持ちのテキストと問題集を何度もやって、できるはずの問題の正答率上げる方がいいなって。

「満点とる必要はない、120点分は間違えていい」はたしか五十嵐先生が言っていたけど、「だよな!!」となって気持ちが楽になったのを覚えてる。

 

試験まで〇〇日しかない、と考えると短いんだけど、普通に半年ってそれなりの日数。夏休みの旅行も近場で短期にしたし、週末の外出も近所にしたり、我慢したことも色々ある。試験勉強のために諦めたり延期したこともある。

自分なりに試験勉強に相当の力を注いだので、この6か月間は本当によくやったと自分に言いたい。大人になってもこんなに勉強できるんだと、意外な自分を発見した気分。

 

試験から合格発表まで2か月以上待つなんて拷問じゃない?

記述の点数によらず合格を確信できるくらいの点数を取りたかったんだけど、力を入れてた民法行政法があまり取れてなくてショックだった…。

これは必要最低限に絞って対策していたリスクかなあと思う。応用力なんていう優雅なものはないのだ。

178点で不合格になる夢も見た。。。

 

なので、合格発表も、見るの怖かった。でも見るしかない。

自分の番号を見つけて、何かが変わった気がした!

報われた?みたいな?

 

でもいざ合格してみると、合格はしたものの今の自分に何ができるかというと、何もできない。行政書士として登録するかどうか、まだわからない。

それを決めるには、試験勉強とはまた違う勉強が必要。

 

でも行政書士の試験勉強をしてみて感じたのは、憲法はもちろん、法律は知らないより知ってる方が絶対にいい!ということ。例えば、大人も子供もじっくり憲法を読んでみるといいと思う。めちゃくちゃいいこと書いてあるから。まじで。

 

ということで、これからは業界のこととか、業務内容とか、興味のある法律の分野とか、情報収集しつつ学んでいきたいと思ってる。

 

R4年度行政書士試験、合格。

突然思い立って行政書士試験の勉強を始めたのが2022年5月中旬。

 

法学部出身でもない私が半年間の勉強で合格できるのか?

正直自信はなかった。でもなぜか挑戦してみようと思った。

 

そして2023年1月25日、合格発表。

合格した!!!

 

ということで、合格したら次は何をしたらいいのだろう。

受験を思いついた時には本番まで半年しかなかったので、合格した後のことなどは調べる余裕もなくひたすら試験のための勉強をしていた。

 

今日、合否通知が届き、本当に合格したことを確認。すごい。まだ微妙に実感がない。

半年間の試験勉強の振り返りや、行政書士として活動するなら今後するべき勉強などについて、知ったこと、学んだことなどを書いていこうと思う。